ブロンズコースの出題範囲
■地形図
・国土地理院の地形図で使用している地図記号
「岩」、「岩壁」、「万年雪」、「湿地」、「砂れき地」などの記号
・三角点に関する基礎的な知識
三角点の種類、三角点標石、設置方法などについて
・2万5千分1地形図の地図上での距離から実際の距離を読み取る
・5万分1と2万5千分1の地形図における等高線の描画方法
・等高線の間隔を読み取って地形図から実際の地形をイメージする
■山の安全・技術
・山で雷に遭ってしまった時の適切な対応
・以下のシチュエーションでの適切な行動
①仲間が体調不良で思うように行動できないとき
②疲労、怪我、頭痛などで救助を要請すべきかどうか
③登山道を歩いていたら、具合が悪そうな様子で道端に座り込んでいる登山者がいたとき
・登山中の水分補給の適切な方法
・登山中の水分摂取量の目安(計算式)
・テント山行で幕営地として適した場所
・荷物をザックにパッキングする際、体への負担が少なくかつ行動中の安全につながる方法
・登山道の下り方で、膝への負担を軽減し、転倒などの危険性を減らす方法
・岩場を登る時の基本動作である「三点支持」とは
・ハシゴや鎖場を安全に通過する方法
■救急法医学
・凍傷の手当
・熱中症への対応・処置
・脱水の症状は
・足がツリやすい人、足ツリの予防や応急処置
・心筋梗塞が発症しやすい人、心筋梗塞の原因や症状
・けがに対する処置
■装備・食料
・シュラフについて
種類、保管方法、ダウン製品に使われるフィルパワーなど
・登山靴の底剥がれを防止する手入れの方法
・登山の衣類におけるレイアリングとは
・非常食に求められる条件
・登山用のクッカーについて
アルミ製とチタン製の特徴、シェラカップの利用法、バーナーと一体化したクッカーの特徴
■気象天気図
・低気圧の勢力の強さの判定
・高度が上がるに従って大気の気温が下がっていく割合は
・夏山の登山では早朝に出発し、昼過ぎに目的地に到着することが望ましいとされている理由
・気象条件から落雷のリスクを減らす方法
・天気図における冬の季節の特徴
・天気図から特定地点の風の強さを推定
■山の動植物
・ツキノワグマの生態
基本的な性格、木登り、冬眠、生息分布など
・山岳地帯の植生分布について
高山植物の分布、森林限界、植生分布を決定する要因
・コマクサの生育環境
・毒キノコの見分け方
・コバイケイソウ、トリカブト、ヒガンバナなどの毒性について
■地理地形
・山岳地帯の主な地形の定義
キレット、コル、カールなど
・チンネ、ピナクル、ジャンダルム、ジャンクション・ピークなどの意味
・岩石柱に関する地学的現象
階段状構造土、岩塊斜面、柱状節理などについて
・妙高戸隠連山国立公園に含まれる山域
■山岳文化
・富士山頂に台風観測のための巨大レーダー建設に関連する小説
・「涸沢さらば また来る日まで・・・」の歌はどこの山
・槍ヶ岳の初登頂
・キリマンジャロや八甲田山の山名の由来
・「そこに山があるから」の名言について
・日本百名山について
シルバーコースの出題範囲
■地形図
・国土地理院が刊行している地方図・地勢図・地形図とは
・読図の応用問題
①地形図から尾根を読み取る
②地形図から特定の場所までの標高差や植生を読み取る
③地形図上の2地点間の登距離(累積標高)を読み取る
④地形図上の傾斜を読み取る
■山の安全・技術
・遭難発生時にリーダーが最初取るべき行動
・登山中のペース配分と休憩の取り方
・ダブルフィギュアエイトノット(二重8の字結び)の結び方や特徴
・地形図を読み取りながら悪天候時の適切な行動を判断
・高山病の予防策
・積雪期の稜線(特に雪庇)を通過するときの注意事項
・雪崩発生の要因
・雪崩の捜索・救助で用いる道具の3点セットは
・登山中の水分摂取方法
・夏山で落雷の兆しがある時の緊急避難的措置
■救急法医学
・熱中症の症状や要因
・低体温症
①低体温症の前兆から軽症の症状
②低体温症が中度まで進行した場合の対処法
・骨折の処置
・凍傷の処置
・スズメバチに刺された時の対処法
■装備・食料
・登山用ウェアに使われる繊維(ポリエステル、コットン、ナイロン、ウール)の特徴
・ピッケルのBTマーク
・ダウンのFP値
・テントの取扱・保管方法
・カラビナの素材や耐荷重、安全環付きカラビナの用途について
■気象天気図
・雲の特性や観天望気
巻雲、鰯雲、飛行機雲やレンズ雲が発生する要因と天気
・二つ玉低気圧とは、それが発生したときの気象
・天気図の読み取り
①天気図から前線、低気圧や高気圧の移動、気圧を読み取る
②天気図から特定箇所の風向を読み取る
③天気図で冬型の気圧配置を読み取る
■山の動植物
・コマクサの特徴は
・ブナの北限の地域
・丹沢山地でヒルが急速に拡大した最大の要因
・ツキノワグマの生息域や生態(木登り、冬眠)
・ライチョウについて
エゾライチョウとの関連、生息域、餌、子育て
■地理地形
・川の右岸の定義
・長野・富山・岐阜県の県境が接している山
・氷河の定義
■山岳文化
・井上靖の長編小説「氷壁」の舞台となった岩壁
・安曇野をベースに山岳写真家、高山蝶研究家として活躍した人物
・「日本百名山」選定基準
・チンネ、スラブ、チョックストン、コルの意味は
・ヒマラヤ山脈の標高8000m以上の14座で最初に登頂された山、最後に登頂された山
・日本三霊山
ゴールドコースの出題範囲
A. 四択問題
■地形図
・国土地理院の基準点に関して
・地形図上の2地点間の平均傾斜角を読み取る
・交差法による現在位置の特定
■山の安全・技術
・救助要請が必要な事故が発生した場合のレスキュー隊に引継までに行うべき適切な手順
・雷の被雷を避けるための方法
・雪崩の危険を回避するための適切な行動
・山で遭難しないと思っている人のバイアス(偏見や先入観)
・歩行技術のキックステップ
・防災ヘリの山岳救助有料化を実施した自治体
・カラビナを用いたロープの制動確保
■救急法医学
・低体温症の予防や処置
・高山病の症状と予防
・登山中の水分補給
・骨折とその処置
・熱中症の要因
・雪崩埋没事故について
■装備・食料
・登山用ロープの取り扱い方法
・雪崩対策用具の記述について
・ヘッドランプについて
・ワカンとスノーシューの説明や使い方
・雪上歩行向けのピッケルについて
■地理地形
・明瞭なカール地形が存在している山
・カルデラについて
・ザイテングラードの意味
■気象天気図
・山の高さと気温、風の関係
・天気図から気象条件を推定する
・日本において降雪量に影響する気象条件
・予想天気図から判断できる登山の注意事項
・高山で雪や雨をもたらさない雲
■動植物
・ツキノワグマに遭遇した時の適切な行動
・クマの出没が多発している山域での食料保管方法
・スズメバチに複数回、刺されたときの処置
・蛇紋岩植物について
・ライチョウがシンボルの県
・絶滅危惧種の高山植物として適用される基準
■山岳文化
・登山ブームのエポックとなった出来事
・白馬岳の名前の由来
・名著「処女峰アンナプルナ」について
・バイオトイレの仕組み
・谷川岳の一ノ倉沢衝立岩正面壁での宙刷り
B.式回答問題
・ある山域の概念図に記載された地点を2万5千分1地形図に示す。
・地図に示したルートの各地点にてルートを外さないための注意点について考察する。
・登山における衣類の役割を述べる。
・登山ガイドブックを参考に登山計画書を作成する。
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