山の知識検定(ヤマケン)は2011年度に始まり、2020年度に新型コロナウイルス感染拡大の影響によりやむなく中止しておりましたが、2024年度より再スタートすることにいたしました。このヤマケンの目的は、山の知識を学ぶことによって山岳遭難事故を防止し、山の自然を守って楽しく山に登ることを提唱するためにおこなっています。しかし、山の知識は自然、歴史、運動生理、気象、技術、医学、芸術など極めて広範で深さがあります。そこで山の知識検定では、登山レベルに応じた知識の分野や幅、深さが提示されていれば、何を学べばよいかが明確になり自習もしやすいのではないかと考え、これらを提示し登山者の学習の動機付けをおこない、より楽しく、遭難事故を防ぎ、自然を守る山登りの実現を支援します。また、山の知識検定の開催実施を通じて、日本の国民的スポーツである登山の振興を図ります。
山の安全に関する知識(装備、技術、食料、運動生理、救急、地図、レスキュー等)
■ 山で迷わない為のノウハウや、遭難防止に役立つ山の基礎知識
■ 思わぬ転倒でケガをした時の、とっさの救急法やレスキューの基礎知識
山の自然科学に関する知識(地理、気象、観天望気、動物、植物、自然遺産等)
■ 観天望気や山の気象の基礎知識
■ 遥か遠くに見える山の名前を知る方法や読図、山の地形の基礎知識
■ 山路に咲く花の名前や、自然と環境を守る基礎知識
山が楽しくなる知識(リーダーシップ、歴史、先駆者、地名、芸術、山の雑学等)
■ 登りたい山の名前の由来や言い伝え、また山の歴史、文学等々