今日はHooterです。
今回で道具・装備は一区切りです。
7 コッヘル
コッヘルはドイツ語でクッカーが英語。
「軽さ」、「熱の伝わりやすさ」が基本です。
素材として使われるアルミニウムとチタンの違いを確認しましょう。
アルミニウム 熱伝導率が高い 安価 傷つきやすい
チタン 軽くて丈夫 熱伝導率が低い 高価
素材の違いは、調理や燃費に影響しますので、目的にあったコッヘルを選択することになります。
8 ガスバーナー(ガスストーブ)
アウトドア向けのコンロともいえるガスバーナー。
シングルガスバーナーが基本です。
一体型と分離型があります。
ポイントを整理してみました。
取扱説明書やメーカーのHPに記載された注意事項を確認しておきましょう。
バーナー本体とガスカードリッジは同じメーカーのものを使用する
カードリッジは寒冷地仕様もあるので目的に応じて選択
テントの中では使用しない(一酸化炭素中毒)
シングルバーナーを2つ並べて使用しない(カードリッジを加熱しない) など
また「火傷」にも注意。
9 テント
山のテント(山岳テント)はキャンプ場のテントと異なり、厳しい設営環境への対応や耐風性・防水性、軽量であることが求められます。
構造を確認しましょう
1 自立型と非自立型
ポールをセットすればすぐに立ち上がるのが自立型。直ぐに設営できます。
非自立型は、ポールと張り綱を張ることで空間を確保します。
2 ダブルウォールとシングルウォール
アウター(レインフライ)とインナーの二重構造となっているのがダブルウォール。
以前はテントといえば、ほとんどがこの構造のテントでした。結露がおきにくいのが特徴。
シングル構造は1つの壁で雨風を凌ぎます。素材にゴアテックスなどの防水透湿性が使われます。
軽量で設営が早い一方、結露しやすいのが特徴です。
3 スリーブ式と吊り下げ式
吊り下げ式は設営と撤収が簡単です。スリーブ式は強風でも安定
このほか、「バスタブ構造」「シーム処理」や各部の名称を知っておきましょう。
(2)設営方法
検定対策では、設営の手順を確認しておきましょう。
テントの入口を風下にするなど、風への対応がポイントです。
テントを広げるは風上?風下?
ペグを打つのは?抜く時は?
またペグの打ち方と張り綱の張り方、トートラインヒッチを覚えましょう。
山雑誌ではテント特集が企画されますよね。張り方などを写真付きで掲載していることが多いのでスクラップしましょう。テントメーカーのHPでも丁寧に説明しています。
次回からは再び天気・気象です。