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検定対策 高山植物

こんにちはHooterです。
検定まで残り1月になりましたね。
今回は高山植物です。

 

例年検定では山の動植物に関する問題が出題されます。
なかでも高山植物とライチョウは必ずおさえたい分野です。

 

高山植物は日ごろから親しんでいるかで得意・不得意がはっきりでます。
いくつかポイントをあげますが、名前があがった植物の写真をみることを勧めます。
高山植物に関する本のほか、山の雑誌やネットでも構いません。

 

1 覚えておきたい高山植物
(1)ハクサンイチゲ・・・ 白色の高山植物の代表格。やや大きめのがく片と切れ込みのある葉が特徴です。「次の写真の高山植物のハクサンイチゲを選びなさい」のような出題が想定されます。そして間違った選択肢としてあるのが、「チングルマ」「チョウノスケソウ」「キタダケソウ」。
(2)チングルマ・・・ ハクサンイチゲに比べ中央の黄色が目立ちます。この植物は「低木」なことがポイント。昔の子供が持っている風車に枯れた姿が似ていることから「稚児車」ともいいます。
(3)コマクサ ・・・ 高山植物の「女王」。赤紫系の色をしています。砂礫地に群生します。有名な生息地は燕岳。
(4)キタダケソウ・・・白系の花で南アルプスの北岳に生息。絶滅危惧種に指定。
(5)ツクモクサ ・・・ 6月に咲く花で、北海道のほか八ヶ岳でみられます。
(6)ミネウスユキソウ・・・ エーデルワイスの仲間です

 

2 色別に覚える
白・クリーム系、赤紫系(桃色系)、青紫系、黄色系などと色分けして覚える。
白系・・・ツクモクサ、キヌガサソウ、イワウメ、ハクサンイチゲ、チングルマ、チョウノスケソウ
赤紫系・・・ハクサンフウロ、ハクサンコザクラ、ヨツバシオガマ
青紫系・・・オヤマノエンドウ、チシマギキョウ、ハクサンシャジン、ミヤマクワガタ、ウルップソウ
黄色系・・・ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ウサギキク、ミヤマアキノキリンソウ

 

3 生息環境で覚える
ややシルバー向けですが、砂礫地、岩壁、草原、岩角地、崩壊地、雪解け地など生息環境で区分けします。また砂礫地にある植物は長い根を張るなども知っておくといいです。

 

4 県の花
ライチョウが県の鳥であるように、高山植物が都道府県の花に指定されています。
石川県 ⇒ クロユリ
鳥取県 ⇒ ダイセンキャラボク(県の木です)
長崎県 ⇒ 雲仙ツツジ = ミヤマキリシマ
鹿児島県 ⇒ ミヤマキリシマ

 

ミヤマキリシマが2県の「県の花」なのは問題として作れそう。
クロユリについては石川県のHPがわかりやすいので参考にしてください。
「佐々成政の伝説」も出題できそうです。読んでください。

http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/kuroyuri/index.html

 

北アルプスがある長野県はリンドウ、富山県はチューリップ、岐阜県はレンゲです。こちらは誤った選択肢に使われそうですね。

 

5 その他
山名を冠した高山植物は多くありますが、数が最も多いのは「ハクサン」です。
日本百名山の早池峰山は蛇紋岩植物で名高い山域で、固有種率が高いといわれています。
絶滅危惧種も知っておくといいです。キタダケソウ、ホテイアツモリ、アツモリソウ。
高山植物を巡る問題としては、盗掘、温暖化、シカの食害などがあります。
余裕のある人は、木の芽なども

 

「対策」といって書きましたが、正直なところ私は植物が苦手で「シラネ草(知らね草)」と答えてしまう方。
実際に山で見て調べるのが一番だと思いますが、そういう時間を確保することが難しいのが現実でしょう。そこで私は高山植物の名前を一覧にした紙を用意して、山雑誌の記事にその高山植物の写真があると、切り抜いてその名前の横に貼っておく作業をしました(要望が多ければ自分が作成した用事の対策ノートなども紹介していきます)。
最近では意識が少しかわって、スピード重視で山頂にたつだけでなく、お花畑で休憩したり、わからない花は写真にとって調べたりしています。

Category: ブログ, 傾向と対策