}PSTAFFuO

低体温症について

 

7月に日本山岳救助機構(jRO)の「山の低体温症と熱中症」講演会に行ってみました。講師はNPO災害人道医療支援会の金田正樹医師。トムラウシの遭難例を題材に低体温症について勉強してきました。

低体温症は気がつかないうちに忍び寄り、急激に悪化する非常に恐ろしい症状です。それだけに正しい知識が必要です。会場でいただいたレジメを参考に問題を作成します。

日本山岳救助機構のページに低体温症の講演詳細があります。

http://www.sangakujro.com/topics/20120802.html

 

 

低体温症(Hypothermia)とは体温が35度以下に下がった状態。山岳遭難や水難事故などで体温が下降して低体温になるのを偶発性低体温症という。

体温と症状

36℃:寒さを感じる。寒気がする。

35℃:手の細かな動きが出来ない。皮膚感覚が麻痺したようになる。次第に震えが始まってくる。歩行が乱れがちになる。

35-34℃:歩行は遅く、よろめくようになる。筋力の低下を感じる。震えが激しくなる。口ごもるような会話になり、時に意味不明の言葉を発する。無関心な表情をする。眠そうにする。軽度の錯乱状態になることがある。判断力が鈍る。

※山ではここまで、これ以前に回復措置をとらなければ死に至ることがある。

34-32℃:手が使えない。転倒するようになる。まっすぐ歩けない。感情がなくなるしどろもどろな会話。意識が薄れる。歩けない。

32-30℃:起立不能。思考できない。錯乱状態になる。震えが止まる。筋肉が硬直する。不整脈が現れる。

 

※34℃近くで判断力が低下し、自分が低体温になっているかどうか分からなくなる。この判断力が致命的であり、自分で低体温状態を防御できなくなる。

 

問題:体温を奪う現象には4つあります。それは何か?

1.対流  2.伝導  3.蒸発  4.放射

 

問題:風によって体温を下げる現象を対流と云いますが、外気温が10℃であっても風速10m/secでは体感温度はおおよそ何度になっているでしょうか?

1.0℃  2.5℃  3.9℃  気温10℃

問題:人間の熱を作る場所はどこか?

1.脳  2.心臓  3.血液  4.筋肉

 

答えは日本山岳救助機構のページに低体温症の講演詳細があります。

http://www.sangakujro.com/topics/20120802.html

 

 

登山者は低体温症の知識を知っておくべきだと、講師の金田ドクターも言っておられます。ブロンズコースの問題でも出題されるかも知れません。

Category: ブログ