こんにちはHooterです。久々の更新です。
検定までは日にちがありますが、事務局は準備を着々と進めています。
スタッフブログも更新していきますのでお付き合いください。
今回は第4位の問題をとりあげます。
問26 高山植物と生育環境との誤った組み合わせを選ぶ 正解率39.6%
苦手とする受検者も多い「山の動植物」のジャンルがテーマです。
ブロンズコースは今回13のジャンルから出題されましたが、「山の動植物」は「山の歴史」、「山の雑学他」とともにワースト3に入っています。
<山の動植物ジャンルでの対策のポイント>
植物は「高山植物」をおさえましょう。出題のほとんどが高山植物に関する問題です。余裕があればキノコや山菜に眼を向ければ大丈夫です。
高山植物は、
1 知っておきたい高山植物
2 色で覚える
3 生息環境で覚える
4 県の花を覚える
が対策のポイントです。
その際ですが、写真と名前を一致させるのがポイントです。
「検定本」は高山植物には触れていないのでネットで検索してもいいのですが、次の本がお勧めです。
高山植物の基本 PEAKSBOOK
山の事故で亡くなられた新井和也さんの著書です。ブロンズコースにはぴったりの本です。
新井さんは多くの高山植物の本を執筆されています。
1 知っておきたい高山植物
ハクサンイチゲ
チングルマ
コマクサ
2 色で覚える
白・クリーム系、黄色系、青紫系、赤紫系
特に、白系のハクサンイチゲ、チョウノスケソウ、キタダケソウ、チングルマと、黄色系のシナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲは違いをみておきましょう。
3 生息環境で覚える
やや難易度が上がります。
砂礫地、岩壁、草原、岩角地、崩壊地、雪解け地などで区分けして代表的な高山植物を覚えておくといいでしょう。
砂礫地のコマクサは必須です。
4 県の花
石川県の花のクロユリは、逸話を含めて必須です。
<出題の解き方>
うーむ、一見したところ難しい問題ですね。
これは前回紹介した「間違っているもの」を選ぶ問題。ということは明らかに間違いの問題を見つけられればOKです。
ここで「チングルマ」をどれだけ知っているかが分岐点。
「木」であることと「稚児車」の由来をまず知っておきたいのですが、「チングルマ」は雪渓周辺の草原に生える代表的な高山植物なのです。
北アルプスに登られた方で残雪があるカール地形に生えるチングルマが記憶にあれば、「乾いた草地」が間違いだと判断すると思います。
ですが、・・・ここまで事前に対策を立てるのは相当な準備をされた方。余裕でブロンズコースを合格されるでしょう。
ということで、やや「捨て問」かもしれません。
<まとめ>
シルバー寄りのレベルの高い問題は「捨て問」感覚で気楽にときましょう。基本的な問題を落とさないことが大切。
今回の検定では、問28「高山植物の女王」、問29「ハイマツの南限」、問31「ハクサンイチゲ」、問32「クロユリ」は正解したい問題です。
○ 処方箋
しいてあげれば、山で高山植物をみるときに、カールや岩稜地帯など生息していた場所(環境)をセットで写真に撮っておくといいです。
<練習問題>
問1 高山帯の岩壁や岩角地で主にみかける高山植物を次の中から選びなさい。
1 ハクサンフウロ
2 コマクサ
3 シナノキンバイ
4 イワウメ
問2 次の中から白・クリーム系の高山植物を選びなさい。
1 ツクモグサ
2 イワベンケイ
3 チシマギキョウ
4 ハクサンシャジン
正解はツイッターで
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<振り返り>
昨年掲載した受検対策でも、今回のようなことを書いています。
https://yama-kentei.org/?p=2649
次回も植物の続きです。これも難しい問題ですね。
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