Q.23 登山中の水分補給について、誤っていると思われるものを、次のうちから選びなさい。
1.水分のひんぱんな補給はバテの原因。昼食時や下山後にまとめて飲む。
2.登山の脱水量は、体重×登山時間×5mlで算出されるので、この分を補給するよう
心がける。
3.水分の補給は、体温の上昇や血流の悪化を防ぎ、疲労物質の新陳代謝を促すために
必要である。
4.急激な脱水症状を招かないため、こまめに少しずつ水分を摂る。
Q.24 低体温症の前兆は、体のコア部の体温が35℃から始まるとされ、寒さとふるえが起こり、手の細かい動きができなくなり、次いで軽症へと進んでいく。このような状態になった時の基本的な処置として、誤っているものを選びなさい。
1.ツェルト、避難小屋等で風雪、風雨を避けることを考える。
2.湿った服や靴下、手袋を暖かい乾燥したものに替える。
3.わきやそけい部に湯たんぽなどをあててゆっくり温める。
4.アルコールやコーヒーなどで体の内部から温める。
Q.25 熱中症を引き起こす要因の一つとして脱水症状があるが、この予防のためには汗で失われた水分を補う必要がある。
この水分摂取の方法として正しいもの5つを選びなさい。
①体内への吸収が早いスポーツドリンクが好ましい。
②冷たい水は胃を刺激して活動を鈍らせるので、常温で飲むのが良い。
③登山時の水分補給の目安は「5×体重(kg)×行動時間(hr)」である。
④一度に多量の水分を摂取しても、すぐに発汗するので問題ない。
⑤ビールなどのアルコールは利尿作用で体内の水分が排出されるので、逆効果である。
⑥登山開始前にも200~400ml飲む。
⑦水分の摂取はのどの渇きを感じる前に、意識的に行う。
⑧塩分が含まれた水はのどの渇きを促進するので、一切飲んではならない。