本日、「世界の果てまでイッテQ」という日本テレビの番組で、イモトがヘルンリ稜からマッターホルンに登頂した番組を見た。イモトというタレントはなかなかやるんですね。で、問題が出来ました。
マッターホルンに最初に登頂した人は誰でしょうか?
アルプスの三大北壁は、アイガー、グランド・ジョラスともう一つはどこでしょうか?
易しすぎますね。
本日、「世界の果てまでイッテQ」という日本テレビの番組で、イモトがヘルンリ稜からマッターホルンに登頂した番組を見た。イモトというタレントはなかなかやるんですね。で、問題が出来ました。
マッターホルンに最初に登頂した人は誰でしょうか?
アルプスの三大北壁は、アイガー、グランド・ジョラスともう一つはどこでしょうか?
易しすぎますね。
富士山に行くと高山病で小屋に逃げ込む人を多く見かけます。高山病の防ぎ方、対処の仕方を復習しておきましょう?体力があるから、身体が大きいから、ということに関係なく高山病は発生します。やっかいですね。
山で突然、登山靴のソールが剥がれたことはありませんか?こんな事例が意外に多いのです。へー助はテープと予備の靴紐を必ずザックに入れておきます。へー助もヒマラヤトレッキングでブーツが壊れるというマヌケなことがありました。また、ヒマラヤの遠征隊のプラブーツが現地でバラバラになり問題になった事例もあります。登山靴ばかりではなくスキー靴でもプラブーツでも起こります。
経年劣化はどうして起こるのでしょうか?ブーツの保管法は?経年劣化は登山者に知っていてほしい現象です。
夏山登山では、一般的に早朝の出発で、早めに目的地に到着するように言われます。それは、どうしてでしょうか?夏の午後には地表面が暖まり、上空との気温差が大きくなり、大気が不安定になります。雷を引き起こす積乱雲が発達しやすいからだと言います。夏山の気象の特徴をお復習いしておいてください。
ここのところ、テレビでAEDの話題がよく出てくる。放送内容は、学校現場などで、心肺停止状況の患者を消防に連絡しただけで、AEDがあるのに何もしなかった(できなかった)というもの。それによって助かる人も助からないで亡くなるか、重篤な後遺症が発生してしまったこと。正しいAEDの知識を学んでほしいという内容だ。
正しいAEDの知識は出題が予想されます。以下ポイントを記入します。
○どんなときにAEDを使うか?どのようにして使用するか?音声ガイドに従って誰にでも使用できること。
○誰でも使えること(2004年から誰でもAEDを使えること。万一使用しても法律的な責任が問われないこと)
○AEDの扱いで注意すること。周りの人に指示する仕方等。AEDが電気ショックを流しているときは倒れている傷病者に触らないこと等々
ナイロンザイル(切断)事件
久しぶりに徳沢で遊んだので、ここにちなんだ問題。1955年1月2日、前穂高東壁を登攀中の岩稜会・若山五郎が当時出回り始めた新品の8㍉ザイルが切断して撃死した事件。若山五郎の兄で名古屋大学工学部出身の石岡氏が公開実験で1トン以上の抗張力がある8㍉ナイロンザイルが、鋭利の岩角で簡単に切断されることを実証した。これが社会問題になり、井上靖が小説「氷壁」として朝日新聞に連載し、この徳沢が一般の人にも有名になった。また、ロープの安全基準が制定される切掛けとなったエポックメイキングな事件である。
山岳小説で最も有名な「氷壁」と、「井上靖」、「前穂高岳」のキーワードは昨年の問題にも出た、押さえておこう。
愛知大学山岳部薬師岳遭難と富山県登山届出条例
三八豪雪と言われた昭和38年1月、薬師岳(北アルプス)を目指していた愛知大学山岳部パーティー13人が、豪雪の中ルートを間違え全員死亡した事件。東南尾根に入り込んでしまったことが原因とされた。また、地図とコンパスを太郎小屋に残し、アタックの時には持たなかったことが後で判り厳しい指摘も受けた。
朝日新聞の天声人語では「大がかりな空陸捜索隊の費用は1000万円を遙かに超すだろうと言われる。警察自衛隊の出費も大きい。個人の場合だと一家破産することも珍しくない。山登りする者は遭難保険でもかけて。救助・捜索費に充てることも考えねばならない」と苦言を呈した。
この大量遭難をきっかけに、富山県登山届出条例ができ、また、山岳遭難保険も加入者が増加したのもこの遭難がきっかけだという。
エポックメイキングな事件や遭難はお復習いしておこう。へー助の大先輩もこの三八豪雪に剣に入り、汽車が不通になり会社で大目玉をくらったと言っていました。
LAST ステップ
遭難現場の初期対応で必ず踏まえておかなければいけない手順を英語の頭文字をとって「LAST」という。このステップを踏まないと二次遭難などの危険性がある。まず冷静にこのLASTを思い出してから行動しよう。
① LOCATE (状況の把握) 事故が発生したら、まず状況の確認、なぜ起こったかの観察、地形的条件とセルフレスキュー・ファーストの確保等を判断する。
② ACCESS (到達のプロセス)安全で極力シンプルな手段で遭難者にアプローチしていくステップ。崖下に倒れている人に接近する場合でも、自分が落石や滑落の危険がないかを考えてアプローチする。
③ STABILIZATION (状況の安定化) 遭難者のところに到着した後、遭難者の置かれている状況が今より悪化しないように現状維持、改善させるステップ。たとえば、止血するとか、骨折なら副木を当てるとか、水からあげるという行動である。
④ TRANSPORT (搬送、移動) ファーストレスポンスから消防や救助隊に受け渡す手順。たとえば遭難者を救助ヘリが降りられる位置まで搬送する最後のステップ。
ファーストエイドについては、シルバーコースでも出題される可能性が高いので覚えておこう。
問題例:ファーストエイドを実践するには、AKISと共にLASTが重要です。救助する人間の安全性を確保するという鉄則を「セルフレスキュー・ファースト」といいますが、救助する手段であるLASTの「T」は何を意味するでしょうか?
1.搬出、移動すること 2.到達すること 3.遭難者に状況を教えること 4.状況を把握すること
AED (Automated External defibrillator)
最近山小屋でも見られるようになったAED。AEDを説明した下記の中で間違った者を選びなさい。
1.AEDは医師法で医師免許のある人と設置者の人だけが使用できる。
2.CPR(人工心肺蘇生法)をほどこして初めて効果が得られる。
3.使い方は電源を入れると音声で指示してくれるから簡単である。
4.ショックが必要なときは、誰も被害者に触れていないか確認する。
※操作としては非常に簡単なのだが、手順、周りの人に対する指示の仕方等覚えておくことはある。一度、安全講習会に行くことをお薦めする。消防や、山の会等でも講習会をやっています。
ドリンカーの救命曲線とは、心肺停止に陥ってからCPR(人工心肺蘇生法)を施すまでの時間による蘇生率の違いを表した曲線。心肺停止から1分で蘇生措置を施せば97%の確率で蘇生するが、それから5分後になると蘇生率は25%までに下がってしまう。初期対応の早さと正確な心肺蘇生術が大切だ。
問題例: 心肺停止状態になってから蘇生までの、蘇生率を表した曲線をなんて言うか?
1.ドラッガー救命曲線 2.ドリンカーの救命曲線 3.アルキメデスの救助曲線 4.ドリフターズの救命曲線
夏山の雪渓歩きは涼しくて楽しいものですが、危険もあります。数年前、白馬の大雪渓でガイドの方も事故に遭われました。で、雪渓の歩き方、注意事項の問題が予想されます。クレバス、ラントクラフトの言葉も覚えてください。 (シルバーコース)
沢登りは夏の山歩きの楽しい遊びです。川の徒渉は流されたら大事故になります。どんなところで徒渉するか?ロープで確保するには?高巻きの注意事項は?シルバーコースの方には、是非とも知っていてもらいたいと思います。
今年の夏、ベテランの山ヤで、へー助の大先輩が、湯桧曽川で突然の鉄砲水で怖い目に遭ったと言っていました。 (シルバーコース)
雪崩とは山の斜面にある雪や氷が崩れ落ちる現象ですが、どんな状況で発生するか?どのくらいのスピードで流れるか?どう対応するか?復習しておいてください。また、ビーコンの基本も知ってほしいことです。
9月21日の新聞記事で、今年(7月1日~8月31日)の登山者数が31万8565人で2010年以来の2番目を記録した、と掲載されていました。富士山をきっかけに山に行き始めた山ガールや山ボーイが、北アルプスや八ヶ岳などにも足を伸ばし本当の山の楽しみを知ってもらえればうれしいと思います。
富士山の世界遺産に関する国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査も終了し、登録まで8合目まで来た様子。構成資産「山頂の信仰遺跡群」の調査で、30日に吉田口5合目から登山を始め、この夜は山小屋に泊まり、翌朝に山頂付近で御来光を確認。火口を巡拝する「お鉢めぐり」も体験したそうだ。
で、富士山の問題。お鉢巡りとは何?お中道とは何?富士山の文化遺産構成要件について調べておきましょう。富士山の周辺には素晴らしい自然があります。
富士山、槍・穂高の最初の登頂者は知っていてほしいと思います。もちろん、富士山は聖徳太子が黒馬に乗って富士山を越えたという言い伝え等もありますが、深田久弥が小説にした剱岳の登頂の物語も面白いですね。そう、初登攀はドラマになるのでしょうか、たくさんの物語に書かれています。
子供の頃、ウィンパーの「アルプス登攀記」なんて、読みませんでしたか?
同じ山でも見る方向(地域)によって違った名前があります。エベレストは、中国側はチョモランマ、ネパール語のサガルマータは有名ですよね。では、K2は?等々。
また、エベレストに最初に登頂したのはだれ?日本人の登頂者は?エベレスト、K2,カンチェンジュンガのベスト3、日本隊の登頂したマナスルは?世界で初めてエベレストに登頂した女性は?
また、世界七大陸の最高峰も押さえてください。
山の楽しみは温泉、といって憚らない山の先輩がいます。むかしは夜行日帰りで谷川岳に登っていた人ですが、いまでは山と温泉をワンセットで山行計画を立てています。で、山の温泉。日本には3000カ所以上の温泉があります。乳頭温泉、夏油温泉など東北の温泉には普通では読めない名前や変な名前があります。また、日本で一番高いところにある温泉なども入ったことがあるのではないでしょうか?
山域とその周辺の温泉。調べておいてください。最近、へー助が行った温泉は、酸ヶ湯温泉、法華院温泉、くろがね温泉、ミクリが池温泉、黒川温泉、本沢温泉、稲子湯です。
スイスの空港ではセントバーナードがお出迎えしてくれるところもあります。もっとも、一緒に写真でも撮ろうとすると、「はい、お仕事ですよ」と起き上がり、オカネクダサイ・ワンワンと言いますが。日本山岳救助機構(jRO)のシンボルマークにもなっているセントバーナードの首にはいつも樽が下がっています。これば何でしょうか?何か救助に関わるものですが・・・。
我々にはなじみ深いワンダーフォーゲル部。たくさんの山中間といろいろな山を歩きました。そもそも「ワンダーフォーゲル」はどんな意味か知っていますか?ワンダーフォーゲル活動の歴史なども知ってもらうと良いと思います。汚い格好をして山に行く人では不正解です。いまのワンゲル部員は山ガール山ボーイでとてもスマートです。
へー助の山仲間でワンゲルOBは、スベアやオプティマス等の器具を使わないで、雨でもたき火をして料理していたと威張っていますが・・・
我々がお世話になる山小屋。近代登山の始まりと共に作られるようになりました。明治38年、日本山岳会の創立の後を追うように、明治39年、北アルプスに一般登山者向けの山小屋が開業しました。
山小屋と山小屋のご主人が開拓した山の道について調べてみてください。喜作新道、竹村新道、小池新道、吾策新道など、人の名前がついた山道があります。山のコースを開拓してくれた先人たちのご苦労に感謝しながら歩きましょう。