頭の体操でこのクイズにトライしてみてください。
Q.日本には「山」が付く都道府県は幾つあるでしょう?
Q.山梨県、山口県、和歌山県、山形県と何処と何処?
この問題は出題されないと思います。
カテゴリ
山が付く県は
山岳気象大全 猪熊隆之著
山岳気象大全 猪熊隆之著 山と渓谷社刊 を購入した。山岳気象の基礎から応用まで山岳気象予報の第一人者・猪熊隆之氏の渾身の一冊。山の気象の知識はこれ一冊読めば合格間違いなし。ヤマケンの問題もこの中から出題されると思います。
猪熊氏はこの本の始めに「人間は、自然の猛威の前にはなすすべがない。生死の関わるような大荒れの天気を予想することが、命を守ることにつながる。そのために必要なのが、感性、経験、そして予報技術だ」と語っている。
山では「想定外」は通用しない。ヘースケもしっかり勉強しよう。
みなみらんぼう 編集手帳から
最近の読売新聞「編集手帳から」 みなみらんぼうさんのコラムに「中年のうちは、山は逃げない。また次に登ろう、が当てはまるが、高齢者には、山は逃げなくても時間が逃げていく。だから中年と高齢者では切実さが全然違う。●だからだろうか、警察統計で山岳遭難が一番多いのは60代。次いで、70代、50代。年が逃げる、と思えば無理をしてしまうのかもしれない。
●みなみらんぼうさんは、こう結ぶ。「あるピークを超したら、ゆっくりと安全に、下山に向かわねばならない。これがルールである。●なんと、人生のやり方と似ている。
●五木寛之のベストセラー「下山の思想」と通じる。●最近の読売新聞は、良くなったような気がする。●独り言です。
新しい物差しで 下山の思想から
「下山の思想」の文中から。
我々山ヤは夕陽の美しさ、落日の荘厳さに心打たれる。陽はまた昇る。しかしそれは、いったん西の彼方に沈んだ後のことである。・・・わたしたちは山頂を極め世界第二位の山頂ですばらしいパノラマを見てきた。そして、下山の過程にさしかかった。そして、3月11日突然激しい大雪崩に襲われた。その中から立ち上がらなければならないそして歩み続けなければならない。しかし、目標は再び山頂を目指すのではなく、無事に下山する。安全に、そして優雅に。
このあたりで一休みして、落ち着いて、下山のルートを練り直そう。何処に下山するのが良いのか、その先にはなにがあるのか?様々に想像すると、かすかな希望の灯が見えてくるような気がする。
五木寛之は昔から時代を読むチカラが凄いと思いませんか?
下山の思想 五木寛之著
下山の思想 五木寛之著 幻冬舎新書 がベストセラーになっていると聞いて本屋で購入した。今、日本は山に登りりきり、下山の過程に入っている。こんな未曾有の時代に、国民も政治家を目を瞑り、気付かないふりをしてきた。この下山の時代に学ぶべきは先進国ではない。この時代をどう生きるか、と問いかけている。
山の事故も下山時に多い。どう道に迷わず無事に帰るか、今の時代をみんなで考えよう。
登山は下山とワンセットである。登り切ったら降りるしかない。永遠に登る山登りなんてない。ヤマ屋は懸垂下降が得意だが、降りたらロープが足りなかったなんてことの無いように、支店をしっかり確認して確実の降りてこよう。
下流で、下品で、下等なヘースケに言われなくても分かっているだって、そうですね。
歩かない小学生
2月9日 読売新聞夕刊トップで「歩かない小学生」の見出しで記事が載っていた。東京都教育委員会の大規模調査によりと小学生は一日平均11382歩で最近の小学生はあまり歩かないらしい。30年前比30%も減っている。中学、高校になるともっと歩かなくなるらしい。専門家は、ゲームなどの影響で放課後遊ぶ時間が減ったのではと言っている。
最近の子供はマッチも擦れない、ナイフで鉛筆も削れないとも聞く、これは親の責任だと思うが、どうなのだろか?30年前の小学生ヘースケのように勉強もしないでザリガニを捕まえたり藪の中に入り冒険ごっこをしたり、勉強をしないできたみでは偉そうなことを言う資格はないが。
不屈の登山家
2月7日の読売新聞に芳野満彦氏の死亡記事と評伝が掲載されていた。17歳の高校生の時冬の八ヶ岳で遭難し、凍傷で両足の指を切断したにもかかわらず、登山を再開し1965年マッターホルン北壁に日本人で初めて登頂。新田次郎の「栄光の岸壁」のモデルとなった。
「山靴の音」などの著作を残し、画家としても有名で山のファンから人気を博していた。昨年のヤマケンの問題にも出題されたが残念ながら正解率は良くなかった。 合掌。
雪の重さ
今年は北日本の日本海側や北陸を中心に、大雪が続いています。秋田県の玉川温泉でもなだれで湯治客が亡くなられたようです。ヘースケも八幡平の山スキーで小さな雪崩に遭遇したことがあります。八甲田でも、こんな緩斜面でも雪崩が起きたの?という斜面もあります。
山に入る時は、三種の神器を持って入りましょう。ビーコン、ゾンデ、スコップは山にはいる人のルールです。
ところで、積もった雪の重さはどのくらいあるでしょうか?ふんわりとした新雪で1立方㍍で、約100kgといわれています。当然、積もった下の方は密度が高くなり重たくなります。ヘースケも赤倉で屋根に登って雪下ろしを手伝ったことがありますが、重たくて大変です。
新雪(降ったばかりの雪)で約50~150kg
小しまり雪(降り積もってやや堅い雪)で約150~250kg
しまり雪(雪の重みで固く締まった雪)約250~500kg
ザラメ雪(氷の粒のようにざらざらした雪)約30~500kg
といわれています。
ちなみに雪は、雨が落ちてくる途中で凍ったものではありません。上空に漂う小さなゴミ等の表面に、水蒸気が氷となって張り付くことでできます。