葉っぱの形からハートリーフリリーと呼ばれるこの花は?

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山でよく見るトリカブトはキンポウゲ科トリカブト属の植物でドクゼリ、ドクウツギとともに日本の三大有毒植物で、日本には約30種ほどあると言われています。名前の由来は花の形が日本古来の衣装・烏帽子に似ているからとも、鶏の鶏冠に似ているからとも言われています。奥様が山から採取してきて庭に植えたらご注意を。写真は秋田駒ヶ岳のトリカブト。
春になると元気よく咲き出すのがキクザイチゲ。淡いパープルの花色がとても上品です。菊の花に似ているのでキクザイチゲ、菊咲一華、キクザキイチリンソウとも言うそうです。
雪解けとともにひっそりと咲くユキワリソウが林の下でそっと咲いています。目立たないように咲いているのでしょうが、可憐な花はみんなほっときません。これから4月に入ると、角田山、5月の連休頃になるとドンテン山など花の名所にはたくさんのハイカーが訪れます。
初めて、この花を見つけました。ユリ科バイモ属で、クロユリと同じ仲間のようです。和名は越のコバイモ(越後のコバイモ)で、仲間に、甲斐のコバイモ、美濃コバイモ、土佐コバイモ、阿波コバイモがあるそうです。10cmほどの小さな茎に傘のような白い花と、横にピンと張った葉がおもしろくて写真に撮りました。
カタクリの咲く季節です。可憐な花をピンと広げる様は何か清々しい気持ちにさせてくれませんか?別名カタナゴといいます。ヤマケンとは全く関係ありませんが、花言葉は、『初恋』、『嫉妬』、『寂しさに耐える』とのこと。そういえば、冬の寒さにじっと耐え、一斉に咲き出す早春の花だからでしょうか?
大雪山からトムラウシの縦走の途中、白雲岳の避難小屋で出会ったリス?のんびり遊んでいると寄ってきてくれた。カメラを取り出し慌てて撮ろうとするとからかわれているのか場所を移動して動き回る。少しじっとしていてよ、と言いながら必死でカメラを追い回す。
下の葉は大きく楯状に付き、上の葉は小さく無柄。どちらも大きな切り込みがあり不揃いの鋸状の歯がある。華頂にに直径2cmほどの白い6弁花を数個付ける。サンカヨウは大きな葉とは似合わない小さな白い花がお気に入りだ。特に、朝露なのか前日の雨のせいか、透き通った白い花が、山の花の可憐さを象徴して大好きだ。この花はカイラギ雪渓の途中の島で撮ったもの。
岩手山の山頂から降る山道で、たくさん花をつけたシラネアオイを見つけた。あまり日当たりのよくないところだが元気よく咲いている。そういえば、佐渡のドンテン山の沢筋にもにも立派なシラネアオイを見つけた。珍しし花ではないが、薄紫の花がよく目立つ。
春になるとの山に一斉に咲く小さな花。野山にもやっと春が来たようで、山歩きも楽しい。その代表格がユキワリソウやカタクリ。このユキワリソウはドンテン山で撮ったもの。5月の連休にはドンテン山ですばらしいスプリングエフェメラルが見られる。
まだ雪が残る山スキーの下山口の駐車場等どこにでも咲いている蕗の薹。春の日をたっぷり浴びて気持ちよさそうです。淡い緑の苞に包まれた若い花茎がフキノトウ。春の味、大人の味は酒のつまみによく似合う。ほろ苦い早どこにでも咲く生命力の強さのせいか、咳止めや去痰の薬もなるようだ。