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検定対策 救急法・登山医学 その2

こんにちはHooterです。
救急法・登山医学の分野の続きです。
専門家の見識ではないので、検定対策ということで読んでくださいね。

 

3 低体温症
人間は熱を産む量と放熱する量がバランスをとれるように機能しますが、熱を産む作用が追い付かないと体温は低下します。低体温症は深部の体温が35度以下に低下した状態を指します。

 

<要因>
「低温」「濡れ」「風」のBIG3は必ず覚えましょう。
このほかにも熱生産量を少なくする要素は低体温症のリスクになります。例えば、「高所」や「体力がないこと」は最大酸素摂取量を低下させますし、「脱水症状」は血液循環を悪くします。「高齢者」や「小児」は体温調節能力が劣るとされています。
また夏山や低山でも、低体温症はおこります。

 

また、風は風速1m/秒強くなると体感温度は1℃下がります。高度が100m上昇すると、気温は0.6℃下がります。よく出題されるので覚えましょう。

 

<症状>
「何度でどういう症状か」を知っておきましょう。専門的には見解があるので目安としてください。そもそも個人差がある話なので、例えば「震えの有無」などの症状で重症度をみることが大切です。

 

35℃ 震え
34℃ 自力回復の限界点
~32℃ 意識朦朧(もうろう) ここまで軽度
~28℃ 震えがなくなり筋肉硬直、錯乱、意識消失 ここまで中度、以下高度(重症)
27℃  まるで死亡
24℃~21℃ 肺水腫
20℃  心臓停止

 

<対処法>
初期段階での対処が大切です。
頭部の保温
乾いたものに着替える
シュラフに入れる
風や雨にあたらないツエルト・テントに入れる
温かい飲み物を飲ませる
※カフェイン、アルコール、タバコは血管を収縮させるので厳禁

 

搬送は本人の力で歩かせないこと。
呼吸停止の場合は心臓マッサージを行う。

 

<予防>
BIG3を防ぐことです。
雨具、ジャケット・・・防水性や透湿性に優れたものの着用
防寒着、ウィンドブレーカーの着用
栄養・休養をとり体力低下を防ぐ

 

4 凍傷
低温で血液循環が悪化し組織が破壊されることで、体に障害がおこり、凍傷となります。

 

<症状>
症状は第Ⅰ度~第Ⅲ度に区分され、時間の経過を追って現れます。
Ⅰ度・・・皮膚が痒くなり、赤く腫れる
Ⅱ度・・・水泡が生じる
Ⅲ度・・・皮膚が壊死し白くなり、のちにドス黒くなる

 

<対処法>
加温する。42度のお湯で患部を温める。
やってはいけないこと
・ 患部をこする(マッサージする)のは組織を破壊します
・ 火に直接かざす
・ 水泡をつぶす
・ 患部を融解したあとに動かす
・ 禁煙

 

2009年のトムラウシでの痛ましい遭難事件にあるように低体温症は夏山でも起こります。「濡れ」「風」の予防は自分でできることがありますよね。ずいぶん昔ですが、稜線で雨が降ったときに「小屋まで近くだしすぐにやむだろう」と勝手に判断して痛い目にあったことがあります。検定で選択肢にはでないと思いますが「面倒くさがらない」ことも大切なことと猛省しています。

 

次回は救急処置です

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